縦書丸一印・貴重更新データ

2009/11/05

郵便電信局・大ⅡK1型  最古データ

先月の中旬ごろ、仕事のついでに立ち寄った都内の某切手店での購入品。

(※「ジャパン」オークションの結果は、Lot.995は場で競り上がったようだが無事に落札。1842の方はスタート値のままで落札。不落札品は1点申し込み。)

  

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                      郵便電信局・大ⅡK1型  

               肥後國/熊本  明21.11.27

   S091105a  

         ※画像はクリックで拡大します。

                              

      S091105b

    

 

郵便電信局・大ⅡK1型は、‘大ⅡC(振り分け)型’に次いで作成された型式で、66局で使用されたと考えられている。

  

このタイプのこれまで確認している初期データは、‘新淺見本’P.43に掲載の明治22.2.19(上野國/前橋)。入手品のデータは明21.11.27で、3か月ほど更新した。

  

‘肥後國/熊本’は、明21.8.1に郵便電信局に局種変更されたので、これは開設初期の印影となる。

 

なお、‘肥後國/熊本郵便電信局・大ⅡK1型’は、立山一郎氏によって大型印(郵便局も含む)で唯一2つの印顆が使われたことが解明されている。この2つの印顆は、長期間に渡りクロスしたデータがあり、同時に使われていたことが判明している。ちなみに、入手品は、拙HPおよび淺見本で‘タイプA’と呼ばさせていただいている方の印影である

 

  

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2009/10/20

清国・郵便局・月ⅡK1型  最古データ

今回は初の‘画像なし’。

と言うのも・・・。

   

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今朝終了の‘eBay’のロット。

  

旧小判以降の普通切手・記念・印紙などの使用済300枚ほどのロット。欲しかったのは、7割印影の‘朝鮮國/元山郵便局・年ⅢK1型’の新小判20銭ただ1枚。因みに、新小判20銭にこのタイプは初の確認。

 

他には特に目立つものがなく、これまでの経験則からの‘落札可能’な入札値を終了10秒前にBid。結果は・・・2番札で負け。こんなことはよくあることで、仕方ないのだが・・・。

 

結果が出た後で、「どうしてこんなに高いのだろう?」と出品物の画像を見直したところ・・・。何と、その‘元山’の左下に同じく新小判20銭に5割くらいの掛かり方で押された‘清國/上海郵便局・月ⅡK1型’。データを確認してビックリ!‘明治28.10.15’。このタイプのこれまでの確認最古データは、以前このブログの‘縦書丸一印セレクション9’で紹介した‘明治29.1.23’で、それを4か月近く更新するデータ。今後はこのデータが確認最古データということになる。

  

こうしたものは普段は見逃さないのだが・・・。なぜか今回は終了前には全く気付かなかった。気づいていれば必ず落とせる値で入れたのだが・・・、後の祭り!

 

 

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2009/09/28

台湾・郵便電信局・月ⅡK・‘年月日’なし型

‘eBay’で落札のロットの中の1枚。

カテゴリー‘縦書丸一印・貴重更新データ’の6回目。

   

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           台湾・郵便電信局・月ⅡK・‘年月日’なし型   

             臺湾/北斗   明33.10.22

  

                    S090928a

 

                        ( 日付部 )  

                      S090928b

 

‘台湾・郵便電信局・月ⅡK型’で、上部日付表示の‘年・月・日’の活字が抜けたもの。ご覧のように、上下を分ける境の横バーの位置が上に寄り過ぎたために入れるスペースがなくなってしまった一種のエラー印であろう。

  

国内では、‘郵便局・月ⅡK型’の‘後志/南尻別’・‘對馬/小茂田’の2局にともに極少数見つかっているだけで、‘ダルマ型’のニックネームがつけられている。

 

台湾では、未収ではあるが同じ‘郵便電信局・月ⅡK型’の‘嘉義’に確認している。また下掲の‘局出張所・月ⅡK型’の‘臺中局出張所/小北門街’を所持している。

  

          S090928c

 

 

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2009/09/21

京都市/六條為替取扱所  ‘為替取扱所’最終日使用

‘eBay’で落札のロットの中の1枚。

カテゴリー‘縦書丸一印・貴重更新データ’の5回目。

   

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                   為替取扱所・年ⅡC1型   

             京都市/六條   明26.7.31

  

                    S090921a

 

 

明治26年7月末までで‘為替取扱所’は廃止され、翌8月1日から‘郵便受取所’に引き継がれた

  

この‘為替取扱所’の最終日である‘明26.7.31’のデータも‘当然あるべきもの’であり長年探していたのだが、これまでは確認できないでいた。

 

300枚ほどの多少大きなロットで、比較的高価な切手も含まれていたため$500を大きく超えてしまったが、この1枚のために頑張って落札!。入手時点ではオンピースであったため、切手自体はこれ以上ない状態。

 

 

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2009/06/08

郵便為替貯金管理支所・年ⅢC型  最後期データ

今回のジャパンの‘本命’(Lot.1104)。

カテゴリー‘貴重更新データ’の4回目

  

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                    再度為替受領證書  

       大阪郵便/為替貯金/管理支所  明35.11.12

  S090608a

           ※画像はクリックで拡大します。

                              

        S090608b

  

 

明治24年8月、‘郵便為替貯金局’が廃止され‘郵便為替貯金管理所’が設けられた。それに伴い、大阪と赤間関に設けられていた貯金分局は‘郵便為替貯金管理支所’と改称された。

 

その管理支所で用いられたタイプがこの‘年ⅢC型’。このタイプには、下部の配字が、‘大阪/郵便為替貯金/管理支所’となったものと‘大阪郵便/為替貯金/管理支所’となった2通りのものがあり(※赤間関も同様)、同時に併用されている。これまで確認している最後期データは、大阪/郵便為替貯金/管理支所の明治34.11.8。

  

入手品のデータは、明35.11.12。明治35年まで‘年型’が使われていたということは、このタイプでは‘月型’は使用されなかった可能性が高い

 

  

今回のジャパンでは単品での入手はこの1点のみで、他の入手品はすべてロット物。‘準本命’の台湾/関帝廟郵便局の縦書丸一印(Lot.3077)はスタート値時点で2番札。

 

  

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2009/06/05

郵便局・月ⅡK型 最後期データ

由あって更新が途絶えているが・・・。

4月末のヤフオクの落札品で、カテゴリー‘貴重更新データ’の3回目

  

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                      郵便局 月ⅡK型  

              上野/原町  明36.10.31

  S090430a

          ※画像はクリックで拡大します。

                              

        S090430b  

  

 

明治36年4月より、郵便電信局・郵便電信支局・郵便支局の名称がなくなり、すべて‘郵便局’となった。これに伴い、局種表示のなされている縦書丸一印は不都合となったため3月末をもって廃止され、横書きの丸一印が為替・貯金用にも使用されることになった。

 

横書きの丸一印の交付が遅れた郵便受取所・郵便電信受取所ではこれ以降の縦書丸一印の使用も多いが、郵便局の縦書丸一印(在外地局を除く)では、36年4月以後の使用はごく僅かな例外的使用しか存在しない

  

‘郵便局・月ⅡK型’のこれまで確認している最後期データは、拙HPおよび‘新淺見本’にも掲載されている本アイテムと同じ‘上野/原町郵便局’の明36.10.21(設楽光弘氏蔵の貯金台紙)。今回は、それを10日更新した。

  

因みに、印色は縦書丸一印には極々少ない紫色。オークションの出品画像が不鮮明で黒色っぽく見えたので、注目されなかった方も多かったかもしれない。

  

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2009/04/27

郵便電信局・年ⅢC(小郵電)型 最初期データ

今月のタカハシの落札品(Lot.3255)で、カテゴリー‘貴重更新データ’の2回目

  

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                   郵便電信局 年ⅢC(小郵電)型  

                (備後)福山  明23.3.24

    S090427a  

         ※画像はクリックで拡大します。

                              

         S090427b

   

  

‘(備後)福山郵便電信局’・年ⅢC(小郵電)型が押された為替受領証書。データは、明治23.3.24

 

郵便電信局・年ⅢC(小郵電)型’は、明治22.12.1(越中/泊町)から27.3.28(肥後/町山口)まで作成されたタイプ。このタイプの、これまで確認されている最初期データは『(旧)淺見本』記載の明23.4.10(周防/柳井)。今回のものはそれを半月ほど遡るデータで、切手抹消開始(23.4.1)以前のデータ。

  

‘(備後)福山郵便局’は、明23.1.16に郵便局から郵便電信局に局種変更された。尚、小郵電・‘福山郵便電信局’には、‘備後/福山’と‘渡島/福山(25.1.16開設)’の2局の同名局があるが、2局の印影はすでに確定している

 

   

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2009/03/11

朝鮮國/元山郵便局・年ⅢK1型 最新データ

dotechandesu氏から、氏が今回の「ジャパン」でご落札されたロットに含まれていたという縦書丸一印をお譲りいただいた。

当HPで、このタイプの‘更新データ’になるのをご確認されてお声をかけていただいたもの。

 

そこで急遽、新しいカテゴリー‘貴重更新データ’を作り、第1回とした。ここでは、更新データのうちで特に大切なものを載せていく。

   

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                   朝鮮・郵便局・年ⅢK1型

            朝鮮國/元山   明30.9.29

                   S090311a

  

    

元山の年ⅢK1型のこれまでの確認データは明治25.5.26~29.12.23。今回のものは30.9.29で、これまでの最新データを大幅に更新した。

 

明治30年10月、朝鮮は国名を「大韓帝國」と改称し、それに伴って消印上の国名表記も「韓國」と改められた。これはその直前のデータであり、元山では国名表記変更までこのタイプが使われたことになる

 

面白いことに、元山には下に掲げた画像のように、明治28年9月の‘月ⅡK型’が存在する。つまり、元山では年型と月型が併用されていたことになる。同時期の朝鮮の郵便局には他に‘仁川郵便局’があるが、仁川では年型と月型のクロスしたデータは確認されていない

  

                   朝鮮・郵便局・月ⅡK型

             朝鮮/元山   明28.9.-

                   S090311b

    

 

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