外信証示印

2009/06/10

ADVERTISED印 ・ 1

eBayの落札品。‘新入手品’だが、自分では初めて見る印が押されているのでこちらで・・・。

 

●●●●●

 

                   アメリカより横浜宛書状  

  □ADVERTISED/NO.../YOKOHAMA.P.O. 1926.11.25

  S090610a

  S090610b

         ※画像はクリックで拡大します。

                              

    S090610c_2  

日本の印だけで表にADVERTISED印・返戻印など5印、裏面に到着時と1年間保管後に返戻された際の櫛型日付印2印の計7印(いずれも横浜局)が押されている。

  

ADVERTISED印は、1900年代~1920年代前半に各局で使われた楕円タイプの次に横浜局で使われた矩形の枠(横52ミリ・縦24ミリ)内に3行書きされたタイプ。この印は、すでに1939年のもの(印色は黒)を所持していて初めての入手ではない。尚、他局ではこのタイプは見たことがない。

  

問題は、ADVERTISED印の左隣に押された‘□保管開始’の印。古い時代のものを含めてADVERTISEDカバーでこの印が押されたものは自分ではこれが初見

 

また、他の印と重なっていて見づらいが、手の図案の返戻印の袖口部分には下に示したように‘YOKOHAMA.P.O.’と入っている。この手の図案の印は返戻時に外国の局で押されたものも多いが、‘YOKOHAMA.P.O.’と入ったものはこれまで見たことがなかった。

 

         S090610d

 

  

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/03/31

TOKIO 外信不足・イニシアル入〈T〉印  ○TO/T

よく見かける局に限って、なかなか踏ん切りがつかず、いつまで経っても平凡なものしか入手できないものだ。

  

イニシアル入〈T〉印’シリーズの5回目。

 

●●●●●

 

              厚手唐草連合はがき2銭ドイツ宛・料金1銭不足  

   料金不足証示印: イニシアル入〈T〉印 ○TO/T  1897.4.27

    

     S090330a_2

         ※画像はクリックで拡大します。

                      

               S090330b

     

 

東京のイニシアル入〈T〉印直径約16ミリで、他局のものより一回り大きい。また、イニシアル文字(TO)が他局よりも大きく線が太いのも特徴。自分の経験に限って言えば、横浜局よりも多く見かけるような気がする。

 

外信を集め始めて間もないころに切手展のブースで求めたはがきで、特記することは何もない極々平凡な使用例。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/03/09

KOBE 外信不足・イニシアル入〈T〉印  ○KO/T/CTMS

日付印でも証示印でもそうだが、古いタイプから新しいタイプに替わる‘過渡期’には、それらの‘混合タイプ’のようなものが現れることがよくある。

  

イニシアル入〈T〉印’シリーズの4回目。

 

●●●●●

 

             厚手唐草連合はがき3銭ドイツ宛・料金1銭不足  

料金不足証示印: イニシアル入〈T〉印 ○KO/T/CTMS 1898.1.2

    

    S090309a_3

      ※画像はクリックで拡大します。

                      

             S090309b

      

 

神戸のイニシアル入〈T〉印。上部の円の直径約14ミリ。印色は、抹消日付印と同じゴム印特有のネズミ色がかった黒色。ご覧のように、この印はこれまで紹介の他局の印と異なり、円の下方約6.5ミリのところに‘CTMS’が組み合わされている。CTMSの文字は、全体が斜体で、Cが他の文字よりも大きく逆にSは小さいのが特徴的。

 

最初にこの印を見た時は、円形の部分と‘CTMS’は別々に押されたものかと思っていたが、どうやらこれ全体で1つの印顆のようだ。1900年1月のカバーでも全く同じ特徴を持つ同じ印顆と思われる印があり、これは、普通のタイプと次の時代のタイプ(※横に押されている紫色の横浜のT印)との交代期に現れた混合タイプと思われる。このようなものは、他局ではまだ見ていない。

  

神戸局には、円形部分だけの普通タイプもあり、西野本では1892年の使用例の写真が掲載されているが、自分は未収であるので今回のシリーズでは省略する。

  

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/02/21

HAKODATE 外信不足・イニシアル入〈T〉印  ○HA/T

初期外信では、‘HAKODATE’は集めづらい局である。日付印も滅多にないが、横浜・神戸のものでも少ない証示印はそれに輪をかける。

  

イニシアル入〈T〉印’シリーズの3回目。

 

●●●●●

 

           新小判5厘・2銭貼小判1銭はがきドイツ宛・料金5厘不足  

   料金不足証示印: イニシアル入〈T〉印 ○HA/T  1899.8.29

    

     S090222a

        ※画像はクリックで拡大します。

                      

                S090222b

    

 

函館のイニシアル入〈T〉印直径約14.5ミリで、これまで紹介した大阪・長崎(共に約14ミリ)よりもわずかに大きい。印色は、抹消日付印と同じ紫色。『外信印ハンドブック(西野茂雄著)』刊行時にはまだ確認されていなかった。これ以外では、1894.11.3の朱印(ドイツ宛連合2銭はがき)の1点を見ているだけである。

 

5厘切手にかかるように押されているいるもう1つのT印は中継局の横浜のもの。横浜局では、すでに新しいタイプ(CTMS入)が使われている。

 

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2009/02/09

NAGASAKI 外信不足・イニシアル入〈T〉印  ○NA/T

‘外信証示印’は、自分の収集範囲のジャンルでは、今のところ最も優先順位が低い。少ないものはなるべく入手できるよう努力はしているのだが・・・・、遅々としてはかどらない。

  

前回に続き‘イニシアル入〈T〉印’。

 

●●●●●

 

                    ドイツ宛印刷物(?)・料金不足  

    料金不足証示印: イニシアル入〈T〉印 ○NA/T  1896.1.27

     S090209a  

    S090209c

           ※画像はクリックで拡大します。

                      

                S090209b

      

 

長崎のイニシアル入〈T〉印。前回の大阪ほどではないが、数はあまり多くない。直径は大阪と同じ約14ミリ。1891年12月~1898年1月のデータを確認している。

 

封の表と裏の2か所に押されている‘PRE-PAID’の印は、他に見たことがないが、どこで押されたものだろう?。

 

   

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/01/24

OSAKA 外信不足・イニシアル入〈T〉印  ○OS/T

外信証示印の収集範囲は19世紀のものまで。1年ほど前までは全ての時代を対象としていたが、あまりの多さのために断念した。ただし、〈ADVERTISED〉印はある程度揃えられていることもあり、後の時代のものまで集めている。

  

カテゴリー‘外信証示印’の第1回。

 

●●●●●

 

               ドイツ宛薄手唐草連合はがき2銭・料金1銭不足  

   料金不足証示印: イニシアル入〈T〉印 ○OS/T  1891.10.31

     S090125a

           ※画像はクリックで拡大します。

                      

            S090125b

  

 

直径14~16ミリの円の中に、局名を表す2文字のアルファベットと‘不足’を表すTを入れたものは外信用不足印の古い方から3番目のタイプ。これまで、国内8局(横浜・東京・神戸・長崎・大阪・京都・函館・小樽)と在外地7局(上海・天津・芝罘・仁川・釜山・元山・木浦)の計15局の使用が確認されている。使用年代は、局によってさまざまだが、1891~1906年を確認している。

 

上記の局のうち比較的良く見かけるのは、横浜・東京・神戸くらいで、残りはいずれも少ない。存在数のごく僅かな局もあり、15局と手ごろな数でありながら‘完集’は不可能に近い。

  

紹介アイテムは、このタイプではあまり見かけない大阪。円の直径は14ミリちょうど。 ‘S’の字の上部が開き気味なのが特徴。稀少な年号4字OSAKAの抹消印、中継印の年号4字KOBE共に鮮明で気に入っている。

 

   

| | コメント (0) | トラックバック (0)