2011/06/23

縦書丸一印セレクション25: 郵便電信受取所(3)

‘郵便電信受取所’の3回目。

今回も、タイプ紹介も兼ねてメインタイプ3種のうちの残りの‘月ⅡKC型’。このタイプは、下部Ⅰ欄に‘国名・都市名’の両方が入るもの。使用局所数はこのタイプが最も少ないと思われ、これまで‘武蔵横濵/石川町’・‘武蔵横濵/戸部町’・‘陸前仙臺/八幡町’の3所しか確認されていない

   

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             月ⅡKC型  武蔵横濵/戸部町

               開設日:明治34.8.11

  

                    S110623a  

  

 

このあたりの局になると、オークションでは‘本気’の値を入れないと入手は難しい。

 

 

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2011/06/22

旧小判紫2銭 大型欧文・NAGASAKI・時刻なし

外信印に詳しい方なら一目見て珍しさが判っていただけるだろう・・・。

 

  

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              大型欧文 NAGASAKI・時刻なし

   

           S110622a_2

        

 

大型欧文印の各タイプの中で‘時刻なし’は横浜・神戸では駄物だが、長崎は逆で最も珍しく、外信用の額面でもまったくと言っていいほど見かけない。切手単片上の印影では、自分がこれまでに見た数は函館の大型欧文よりもはるかに少ない。

  

ご存知のように、旧小判紫2銭の大型欧文印は‘珍品’。これは、少ない台切手に少ない消印が押された稀有の組み合わせ!

ご覧のように、消印の掛かり具合は決して褒められるものではないが・・・、これ以上の状態のものを入手する機会は一生待っても訪れるかどうか?

  

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2011/06/17

縦書丸一印セレクション24: 郵便電信受取所(2)

‘郵便電信受取所’の2回目。

前回は下部Ⅰ欄に都市名が入る‘月ⅡC型’であったが、今回は下部Ⅰ欄が国名‘月ⅡK型’。市政区域外に設置された所であるため、月ⅡC型に比べて局所数が少なく、また集めづらいものが多い

   

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              月ⅡK型  安藝/呉二川町

               開設日:明治36.3.6

 

           S110618a 

    

   

   

                 

前回と一転、ほとんど見かけない印影である。ごく最近の入手品。

 

 

 

 

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2011/06/16

外信抹消印図鑑 No.13 : 長崎・白抜格子 xD

今年になってからの入手品。

『外信印ハンドブック』 P.41 掲載品

   

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                        xD                 

          S110616a

                     仮名「ヘ」

 

西野本では使用局不明の‘xD’と分類されているが、1875.6.16長崎局の使用例が確認されている。

 

直径15~16ミリのほぼ正円形で、白抜線の数は3×3。そのうちの1本の白抜線がやや太く末端が開いていて、次のように黒地の頭を三角形に削っているものが多いのが特徴だが、この特徴がはっきり見られない印影もある。

                 

           S110616b

   

 

使用期間は短かったと思われ、長崎局のその前のタイプであるNS75Aに比べてはるかに存在数は少なく、形の崩れのないスッキリした印影がほとんどである

 

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2011/06/13

縦書丸一印セレクション23: 郵便電信受取所(1)

‘完集’を目指しているコツコツと努力している局種が‘郵便電信受取所’である。

この局種の消印タイプには、‘月ⅡC’・‘月ⅡK’・‘月ⅡKC’の3タイプある。これまで集めたものを3タイプごちゃまぜに気の向いたものから順次紹介してみたい。

   

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               月ⅡC型  高知/農人町

               開設日:明治36.2.6

  

                    S110613a  

 

  

初回は、タイプの紹介を兼ねて比較的印影の良いものから。この局種は、漢字7文字と多いので、ごちゃごちゃしてスッキリした印影が少ない。

 

‘高知/農人町’はこのタイプの中では見かける機会は比較的多く、集めるのはそれほど難しくない。

 

 

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2011/06/09

KOBE(?)中型年号4字  1889年・紫印

1年2か月ぶりの更新。 ebayでの落札品。

  

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                1889.12.-  紫印 

           S110609a_3                             

 

        

ebayでの落札品。数十枚のロットものの中の1枚で、オークション画像では1枚当たりの画像が小さく、‘年号4字であること・紫印・年号は1889か1890・月はDEC’だけしか分からなかった。局名は全く判読不能であった。

状態もあまり良さそうではなかったが、「YOKOHAMAの紫印か…。年は分からないけど、DECなら紫印の未見データ」との判断で落札。そう思ったのも無理はない、というのも年号4字印の紫印はこれまでYOKOHAMA局のものしか確認されていないのである。

ところが、届いた落札品を見てビックリ!日付は1889年12月、局名はK…

                  S110609b_3

       

‘K’で始まる年号4字印使用局は他に‘KIOTO’があるが、京都での同印の最古データは1891年9月であり、この印が京都局である可能性はゼロに等しい。

また、入手品の印影をトレースして下掲の1890年3月のKOBEの印影に重ね合わせたところピッタリと一致した。

このことから、この印が神戸局のものである可能性は極めて高い

          S110609c

  

 

神戸局では、1891年8月末までは主に小型20ミリ印が使用されていたためその期間の年号4字印は少なく、殊に1890年の印影は稀少である。確認最古データは秋元コレクション本の1890.1.16。また、この局の紫印はこれまで確認されていない

もしこの印が神戸局のものであれば、同局の1889年の印影および紫印は初めての確認ということになる。局名が完全に読める2点目の出現が待たれる。

 

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2010/04/01

長崎イニシアルN・茶印  最後期データ

‘ebay’の落札品(最低値$825)。

前回タカハシの落札品でイニシアルN・茶印の最初期データを紹介した。

まったくの偶然であったが、タカハシの3日後終了のebayに、今度は同じく茶印の最後期データ更新例が出品されていて幸いにも落札できた!

 

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                       上海経由フランス宛書状

                                  1889.4.7 

   S100401a

    S100401d 

       ※画像はクリックで拡大します。

                            

         S100401b  

               S100401c  

        

 

   

前回の記事でも述べたが、イニシアルN・茶印の使用時期については秋元コレクション本では‘1889.1.16~1889.4.1’

 

入手品のデータは1889.4.7Nのタイプは、西野本のタイプ‘茶印B’

  

なお、抹消使用の小型20ミリ印の最初期データとしては※参照に示した1889.4.27があり、この20日の間にイニシアル印が廃止されたことになる。

        ※参照

        S100401e

  

 

  

  

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2010/03/29

長崎イニシアルN・茶印  最初期データ

‘タカハシ・522’の落札品(Lot.3820・最低値3,000・落札値4,400)。

タカハシの落札品の最後。今回いちばん欲しかったもの。メールの部で、しかも写真版が載っていなかったためか落札値は信じられない安さだった!

 

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                            ホンコン宛はがき

                                1888.11.29 

   S100329a

   S100329d     

           ※画像はクリックで拡大します。

                            

                  S100329b   

                   S100329c

 

                

 

イニシアルN・茶印の使用時期については、西野本では‘1889年2~3月’秋元コレクション本では‘1889.1.16~1889.4.1’である。

 

入手品のデータは1888.11.29。1888年の使用はこれが初めての確認。Nのタイプは、ご覧のように十分な押され方がなされていないので判別しかねるが、西野本のタイプでは‘8A’にもっとも近いように思われる

  

ちなみに、イニシアルN・黒印の最後期データは1888.10.15小型20ミリ・茶印の最初期データは、アメリカ宛書状の中継印として使用された1888.11.25である。(ともに昨年3月の当ブログで紹介)

  

  

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2010/03/27

イニシアルY・xG の使用例

‘タカハシ・522’の落札品(Lot.3816・最低値・落札値3,000)。

前回に引き続きタカハシの落札品。

 

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                            ドイツ宛はがき

                               1885.11.24 

   S100327a  

       ※画像はクリックで拡大します。

                   

         ※参照         

         S100327b

                                            仮名「ハ」 

                

 

入手品の印影がやや薄いので、単片に鮮明に押されたこのタイプの画像を※参照に示しておいた。たくさんあるY印のタイプの中でも特徴的な姿をしていて、他のタイプと区別しやすい。西野本では「枯木の枝に咲いた梅一輪」と表現されている。

 

西野本刊行時点では、このタイプのエンタイアはまだ確認されておらず、使用年代不明の‘xG’という記号が与えられている。その後、自分では1885.12.16と同年12.18の使用例を確認している。入手品のデータは1885.11.24で、これまで確認した中では最も古い。

  

  

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2010/03/26

丸枠付<T>印 神戸局(?)使用例

‘タカハシ・522’の落札品(Lot.3815・最低値3,000・落札値4,400)。

今月の‘タカハシ’のメールの部に連合はがきの使用例が何点か出品されていた。その中で興味深い3点を落札できたので、Lot.番号順に紹介したい。

 

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                   イギリス宛はがき・料金1銭不足  

                 1888.9.19   

   S100326a

     ※画像はクリックで拡大します。

                 S100326b

   

               ※参照  横浜局の同タイプ印         

               S091217b  

              

 

差立局の大阪で和文の丸一型印で抹消され、神戸の小型20ミリ印が中継印として押されている。大阪局は、年号4字印が使用され始める1891年9月までは欧文印は使われていないので、料金不足のために押されている○T印は神戸局で押されたものであろう

 

この‘丸枠付<T>印’の使用データは1883~1888年であり、自分ではこれまで横浜・長崎・上海での使用例を確認しているだけで、神戸であっても大阪であっても初めて見るものになる。神戸は外信取扱数が多いので、ある程度の数は存在しているはずだが、このタイプの不足印は不思議に見かけない。

 

※参照で示したのは、昨年12/17のこのブログで紹介した1883年使用の横浜局の同タイプ印。全体の円の直径は入手品と横浜の印影とも約14ミリで同じだが、‘T’の文字の印象はかなり違うので、この2つを見分けるのに問題はない。

  

  

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